幾つか本を作っていますが、完成された技術や知識ではありません。
正確であるよう万全を期していますが、全てを保証するものではありません。

そこで問い合わせ、改訂・変更に関わる内容について、
また、改善につながる情報や報告を、このページを利用してバックアップしていきます。
ご意見やご希望も受け付けていますので、ご利用ください。

2021/10/04

テキストブック販売再開のお知らせ

いつも皆様には書籍ををご愛読頂き感謝しております。お知らせが遅れてしまいましたが、去る9/12に著者のsatocが他界しました。そのため一時的に現在販売を見合わせておりました。 皆様に読んでいただけるのであれば と言う思いで再度販売を続けたいと考えておりますが、本人が望んでいた皆様からの意見や考え方を反映しての書籍の改善を進める事は不可能となってしまいました。 そのため今後販売する書籍の内容は2021年9月時点の内容であることを御了承ください。 不満、要望には添えませんが現状販売を続けさせていただきますので、よろしくお願いします。 家族一同

2021/09/17

テキストブック販売の見合わせ

普段よりテキストブックをご愛用いただきましてありがとうございます。 こちらの都合により 全てのテキストブックの販売を当面の間 中止させて頂きます。 9/17までに既に注文された方で、商品がお手元へ届いていない場合に関しましては もうしばらくお待ちください。 急なお知らせになってしまい大変ご不便をおかけしますが なにとぞご了承願います。

2021/02/16

ロープアクセスの実践

ロープアクセスの実践
[ 理想的な手法と実践の組み立て / マイベタープラクティス ]を
アップデートしました。


決定的な間違いではありませんが、
66ページのエイドレスキューの図を
改訂しました。

エイド中のビクティムに近づき
マジックコードでスナッチしていますが、
それ以前にレスキュアーが
下降器にチェンジオーバーして
レスキューモードに変更していないと
救助後速やかに移動できません。

状況と状態によって方法は異なりますが
救助の場合現実的に自己システムを
レスキューモードに変更しておく
必要があります。

66ページ全体を変更して
ビクティムのカウズテールの色や
文章も変更しています


改めて改訂して、お詫びします。
申し訳ありませんでした。

このページの主眼は、ビクティムとレスキュアーの位置関係、重力方向の違い等で、スナッチ時のカウンターバランスが難しくなる場合に、マジックコードを利用する方法なので、マジックコードの使い方には影響がありませんが、実質的に救助後は速やかに下降できる必要があります。
レスキュアーが救助モードになる前にビクティムと連結してしまうと、2人荷重のままエイド状態で移動するか、2人荷重になってからチェンジオーバーする必要があるので、理想的な手法とはいえません。

2021年2月14日以降、今回の改訂をアップデートした形で発売しています。
それ以前にご購入いただいた分については、申し訳ありませんが
このページを改訂している旨をご了承ください。

2021/01/11

MY aerial RESCUE/訂正

先日発売したMY aerial RESCUE の表紙に
デザインとして表記した英字のRESCUEと、
01ページの英字表題のRESCUEのスペルが間違っていました。
誤)RECSUE 正)RESCUE
間違いが無いよう心がけチェック体勢を整えていましたが、
本文内容に関わってくることではありませんので、
これまでにご購入いただいた皆様にはご了承していただきければ幸いです。

この度は大変申し訳ありませんでした。



*訂正版を希望される場合は、
一度こちらまでご連絡いただき、
現在お手元の旧版をご返送いただければ、
改めて訂正版を無料で手配致します。申し訳ありませんが、
旧版の送料は各自負担でお願いします。

この度は本当に申し訳ありませんでした。

2020/12/24

MY Aerial RESCUE

今年の5月にICoPの2nd Edition が発表され、その中に表記があった技術ガイド1が7月にドラフト発表されました。
そのTG:1のドラフトには、納得いかないコトが多く、特にレスキューについては、反って面倒臭くないか?複雑じゃないか?時間がかかるんじゃないか?っていう疑問が多く存在します


数名の仲間内で協力してもらい、
色々実証実験を繰り返していて、
これまでのツリーワークの常識を覆す
(と言っても大した事では無いが)
パラダイムシフトが必要です。

どこかでスクラップアンドビルドしないと、
私のエアリアルレスキューを考えていた。
TG:1が発表に成ってから順次発行と
思っていましたが、
勇み足っぽく発売することにしました。
satoc books [MY Aerial RESCUE] 私のエアリアルレスキュー
マイコードオブプラクティス / 救助における特記事項
http://satocbook.web.fc2.com/13rescue.html

MYCoPとTG:1が前提に成りますが、これだけでも充分有意義だと思うので、一連のシリーズとしてレスキュー部分を先走った感じです。

レスキューって実践が殆ど無くって、その割にはタスクは山ほどあって、相手が自然だから競技と違い、その場に的確なメソッドを選択しなければ成りません。
レスキューは1つの方法を繰り返し練習しても、実際の現場では役に立たないことが多く、相手が自然なので、メソッドではなくロジックで覚えて汎用性の高いタスクにしないと、現場で活かせないなら意味が有りません。

状況と状態を変化させ、汎用性の高い幾つかをプラクティスし、オプションのロジックを理解することが近道だと思います。
1つの方法を繰り返し速くこなせるトレーニングは実践では役に立ちません。

今まで私感ですら樹上レスキューについてまとめた日本語ものは無かったので、
とても有意義だと思いますが、あくまで私感として考えてください。

2020/09/18

MYCoP 私の高所樹上作業 行動規範

5月に Arboricultural AssociationのIndustry Code of Practice for Arboricultureの2nd Edition が発表され、それを踏まえて自分なりに解釈した、行動規範を作りました。

高所樹上作業者の革新性と創造性により、
作業をセーフティかつ効率的に管理する
際に直面する多くの課題に対処でき、
実用的な技術と管理システム、
高度に熟練した専門的な労働力を
サポートし成長を続けることが目的です。

セーフティで効率的な作業慣行を
確保するための計画手順、
リソース、要員、機器の管理、その指導を
情報提供できるように作っています。
基本となる考え方は、ICoPの第2版ですが、
それに独自に追加した私の考えを
複合しています。作業チームはもちろん、
作業管理者に是非とも周知して欲しい
内容になっています。
さらに、個々のタスクと機器に関する
詳細な技術をさらに発展させるための
基礎になればと思います。

●高所樹上作業の計画の原則と目的
●責任者、有能者、熟練オペレータの役割と責任
●剪定と自由落下解体/リギング
●予備作業現場評価
●アーボリカルチャーの一般原則
●救助計画
●高所樹上作業のトレーニングの供給
●MEWP/クレーン/足場
●個人の落下保護システム
●ムービングロープテクニック(MRT)
●ステーショナリーロープテクニック(SRT)
●樹上作業における個人用落下保護
●高所樹上作業のためのツール
●機器の選択、原則とパラメータ
●機器の性能仕様
●個人用保護具(PPE)
●機器の検査、手入れ、保管、保守
●作業機器規格

高所樹上作業では、このような規範を知っておくべきです。

2020/04/23

ツリーケアオペレーション

以前作った「ツリーリギング作戦の基本」という本は、ある程度の作業を行えている方々が、ちょっと怖かったんだけどもっと安心できるやり方は無いのか?とか、もっと効率良く出来ないか?という要望から、他にもこんな作戦もありますよっ、次の一手に役立値増すよというつもりで作っていました。
そして私がやってる講習組織や、師匠のやってる講習とバッティングしないように、ある程度出来るようになってから、ソレとは違った視点でリギングの可能性はもっと広げられますよって意識で作っていました。

本にも案内にも書いていますが、リギング作業は然るべき情報を手に入れて、または講習を受講してから、その先にある作戦としてでしたが、そんな意思とは別に、これを眺めれば(読んで理解するんじゃなく眺めれば)リギングは出来るようになる、と思っている人が数多く存在していました。
そんな簡単に習得出来るものではありません。

例えば、今までハシゴや脚立で仕事していたけど、それじゃ無理なんでロープで何とかしよう!という方が眺めて習得出来るものじゃありません。
リギング作業は登れるだけでは出来ません。
作業の計画や見積もりがあり、樹木の診断をして、施工方法を幾つか考えディスカッションして、いざ現場に入って登って姿勢制御して、対象が動く方向や吊りのシステムや逃げる方法を予め予測して、降ろすためのグラウンドとの協調を決めて、理想的なカット方法を選択して、作業に移るという様々なフェーズがあります。

作業の計画や自分が選択した方法の評価が明確じゃないと出来ません。



そのようなことを踏まえて
ツリーケアオペレーション
リギング計画と戦略の評価
という新しい本を作りました。

基本的にはRR668をベースに
必要不可欠な実践的考察を
まとめたものです。
これだけでは事後の実践に
役立てるものではありませんが。
何を知るべきか?何を学ぶべきか?に
主眼をおき、基本をチームで共有し、
自分の根拠を自分で持って
取組むべき課題だと思います。
トッピングカットのような危険な方法は、然るべき計算を成り立たせた上で、チームで共有し実践するべきです。知らないでは済まされないファクターが多く存在することを理解してからです。戦略を評価できないなら、よリスクの少ない方法を選択するという考えになってもらうために作った、マイベタープラクティスです。

A6版/70ページ
[ツリーケアオペレーション] リギング計画と戦略の評価/マイベタープラクティス